オイルヒーターは、安全で空気を汚さないクリーンな暖房機として人気ですが、オイルヒータは電気代が高いと言われる方が多いです。オイルヒーターの購入を考えている方は特に気になるであろう、オイルヒーターの1時間の電気代や一ヶ月の電気代、節約する方法についてご紹介していきます。
オイルヒーターの1ヶ月間電気代は?節約方法をご紹介
オイルヒーターについて以下の5項目で紹介していきます。
- オイルヒーターの電気代を紹介
- オイルヒーターの節約方法
- オイルヒーターの主要人気メーカー
- オイルヒーターの注意点について
- まとめ
オイルヒーターの電気代を紹介
オイルヒーターの1時間、1ヶ月あたりの電気代を下記の表で紹介していきます。
電気代が高いか安いか感じ方は人それぞれです。
参考にしてみて下さい。
オイルヒーターの1時間、一ヶ月の電気代
オイルヒーター(ECO機能あり) | オイルヒーター(ECO機能なし) | |
6畳用(1時間の電気代) | 8.6円 | 10.8円 |
6畳用(1ヶ月の電気代) *一日9時間使用時 | 2322円 | 2916円 |
8畳用(1時間の電気代) | 11円 | 14.4円 |
8畳用(1ヶ月の電気代) *一日9時間使用時 | 2970円 | 3888円 |
10畳用(1時間の電気代) | 14円 | 18.2円 |
10畳用(1ヶ月の電気代) *一日9時間使用時 | 3780円 | 4914円 |
*上記の電気代は、デロンギの電気代簡単計算を参考に計算しております。
建物の構造・断熱性:RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)に適合
運転時間:9時間(リビング:13時~22時、勉強部屋:13時~22時、寝室:22時~翌7時)
外気温:拡張アメダスデータに基づいた東京の12月上旬の気温/照明や人体の発生熱などを考慮/1kW/時の電気代は27円(※)で計算 (※2017年6月現在)
※マルチダイナミックヒーターの場合は、室温を常に一定に保ち快適な空間を作り出せる為、オイルヒーターと比べて1℃低くした状態での計算になります。
※ECO機能ありのモデルはECO機能をONにして運転させています。
引用:デロンギヒーター
オイルヒーターの節約方法
オイルヒーターの電気代節約方法を下記で紹介します。
- オイルヒーターは使用する部屋に気をつける
- オイルヒーターは窓際に設置しましょう
- オイルヒーターとエアコンを併用で運転する
オイルヒーターを使用する部屋に気をつける
オイルヒーターを使用する部屋に気をつけるってどういう意味でしょうか?
まずは、オイルヒーターで、部屋の中を温める仕組みから説明させてもらいます。
オイルヒーターは、放熱板からの熱を放熱をして、部屋の床や壁、天井などをゆっくり温めます。暖まった壁や床、天井からは輻射熱が発生します。その輻射熱も使いつつダブルでお部屋を暖めるというのが、オイルヒーターの仕組みです。
このことを理解して頂いた上でお話しさせて頂きます。
オイルヒーターは、海外のコンクリートの住宅、又はレンガ作りのなどの住宅で重宝された商品です。しかも、海外は電気代も安いです。
一方、日本の住宅といいますと、マンションなどの鉄筋コンクリートの住宅も増えてはいますが、木造住宅がほとんどです。断熱のしっかりした外壁や壁が増えましたが、まだまだ隙間風が入る家もたくさんあります。
この違いがオイルヒーターを使用するに当たり大きい差になるります。
上記のオイルヒーターの仕組みでお話ししましたが、オイルヒーターは、輻射熱も使いつつダブルでお部屋を暖めると話しました。ということは、言い換えれば、部屋の断熱構造がしっかりしていないといけないと言うことです
海外のコンクリート、レンガ住宅であれば、部屋に断熱効果が期待できますので、どの部屋でも大概オイルヒーターを使用できるのですが、日本の住宅になると使用出来る部屋と出来ない部屋が出てきてしまいます。
電気代を気にせずにガンガン使えてとしても、断熱がしっかりしていない部屋で長時間使っても意味ありません。
では、少し長くなりましたが、本題です。
オイルヒーターを使用するのに適した部屋と効果の薄い部屋を見てみましょう。
オイルヒーターを使用するのに適した部屋(部屋の畳数にもよります)
- 鉄筋コンクリートの部屋
- 窓が1面の部屋(壁には断熱材が入っていることが条件)
- 隙間風が入ってこない密閉率の高い部屋
*上記以外でも使用に適した部屋はありますので、一度購入店にご相談下さい。
オイルヒーターを使用しても効果が薄い部屋
- 窓が多い部屋(基本1面以上とします)
- 風が強いと隙間風が少し入ってくる部屋
- 和室でふすまで隣の部屋と仕切ってある部屋(欄間があるなど)
- 20畳以上ある広い部屋(エアコント併用すればOKな部屋もあり)
*上記以外でも使用しても効果が薄い部屋はありますので、一度購入店にご相談下さい。
オイルヒーターの設置は窓際が最適
オイルヒーターの設置場所に悩んだ経験ありませんか?
オイルヒーターの設置場所は、窓際が最適です。
理由は簡単です。窓際や外に面した壁の方から冷たい空気は入ってきます。
冷たい空気をさえぎるように設置することで、部屋の中の温度が均一になります。
オイルヒーターの性能引き出すエアコン
オイルヒーターの性能を150%引き出せる物がありますエアコンです。
オイルヒーターとエアコンを併用して使用するとオイルヒーターは、150%の性能が発揮できます。なぜなら、オイルヒーターで壁、床、天井を温めて輻射熱を発生させます。エアコンを使うことにより部屋の隅々までスムーズに温めることが出来るのです。
素早く部屋を暖めてエアコンを消してしまえば、後は、陽だまりの暖かさを実現できます。
オイルヒーターを使用している方にとって至福の時間は、部屋が暖まってからではないでしょうか!!
オイルヒーターの主要の人気メーカー
オイルヒーターを製造販売をしている主要メーカーを集めてみました。
オイルヒーターのおすすめ10選を紹介しているページはもありますので、よろしければご参考にして下さい。
- デロンギ
- アイリスオーヤマ
- ユーレックス(eureks)
- エスケイジャパン(SKJAPAN)
- 山善(YAMAZEN)
- テクノス(TEKNOS)
- ロッソ(ROSSO)
オイルヒーターの注意点について
オイルヒーターの注意点を箇条書きですが紹介しておきます。
- オイルヒーターは、MAXの消費電力は1200wぐらいにはなりますのでたこ足配線は絶対ダメです。火災になります。可能であれば専用回路を引くぐらいの気持ちで良いと思います。
- 本体に触れても火傷などはしませんが、長時間同じところが触れていれば低温火傷はする可能性はありますので、長時間触れることのないようにお願いします。
まとめ
オイルヒーターは、優れた暖房商品です。
しかし、日本の住宅に適しているかと言われると微妙です。
あと、設置に適さない部屋に購入したなんてことになると残念ですので、今回の記事を参考にするもしくは、購入しようとしているでんきやさんにきちんと確認して、きちんとした知識の元に製品をチョイスしてください。
オイルヒーターのあの陽だまりのような暖かさは実感してみなければわかりません。
電気代をエアコン、その他の暖房機と比較しながらよく考えてみて下さい。
今回はオイルヒーターの電気代についてお伝えさせて頂きました。
今回も最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。