
エアコンをつけっぱなしにしても大丈夫なのだろうか?
エアコンをつけっぱなしにすると
- 「エアコンが壊れる」んじゃないの?
- 「火事の原因」になるんじゃないの?
- 「寿命が縮む」んじゃないの?
この様々な疑問についてでんきやが答えます!
では、早速ですがエアコンをつけっぱなしにした時の様々な疑問について一緒に見ていきましょう。
エアコンをつけっぱなしにしても大丈夫?
最近このような記事をよく見かけます。
確かに「ケースバイケースでエアコンをつけっぱなしにした方が電気代が安くなる」ということもあります。ただ、エアコンをつけっぱなしにした場合、様々な問題が出たりもします。
それは冒頭でも記載したようにエアコンをつけっぱなしにすると
- 火事の原因にならないのか?
- 壊れたり寿命が縮んだりしないのか?
などの疑問点です。
私はでんきやですので、エアコンの仕組みは把握しているつもりですが、やはり気になる時も正直あります。
そこで今回、上記の疑問を解決していきたいと思います。
エアコンのつけっぱなしで本体が壊れたり寿命が縮んだりしないの?

エアコンをつけっぱなしにするとエアコンの寿命が短くならない?故障しやすいんじゃないの?大丈夫?
この様にエアコンを付けっぱなしにしているとエアコン本体が壊れたり寿命が縮んだりしないのだろうか?と疑問に思ったことあなたはありませんか?
でんきやが考える結論からお伝えします。

エアコンを数日つけっぱなしにしたとしても、すぐにエアコン本体が壊れたり寿命が縮んだりということはありません。
*ただし、過度に暑い場所やほこりの多い場所、湿度の多い場所では、数週間単位のつけっぱなしというのは、故障(エアコン掃除の必要性)が多くなったり部品(ファンモーターなど)の寿命が短くなったりはするかもしれません。
では、なぜ2~3日つけっぱなしにしたとしても故障や寿命に関係ないといえるのでしょうか?
理由は
どちらも、10年以上経っていますが同じ時期に取付けた同機種とくらべても特に変わることなく使えております。
このことからもエアコンを数日~数週間程度であれば、つけっぱなしにしたとしてもエアコン本体が壊れたり寿命が目に見えて変わると言うことそれほどないと思います。
メーカーさんもある程度の耐久テストもしていると思いますので、安心してエアコンを使って頂たいと思います。
強いて言うなら使う頻度が多いのでエアコン自体にカビやほこりなどが付いてしまいます。
2~3年ごとにエアコンクリーニングが必要になるのは確かです。
ちなみにエアコンクリーニングが必要になる目安はルーバーなどに黒い点々(カビ)が目に付き出した時です。

エアコンなどの家電製品は使っていたとしても使わずに倉庫などにしまっていたとしても故障する時は故障しますので、気にせずエアコンをフルに使ってください
【メーカー側の見解】毎日つけっぱなしで運転しても大丈夫なのか?
ダイキンのhpよりつけっぱなし運転についての回答を見つけましたのでシェアしていきます。
24時間、毎日つけっぱなしで運転しても大丈夫ですか?
ダイキンからの返答
エアコンを連続で運転しても安全上の問題はありません。 安心してご利用ください。 ただし、長期間連続で運転すると稼働時間が長くなり、製品の使用期間(寿命)は縮まることがあります。
故障について
一回の運転が長くなるということが直接の原因で故障することはありません。
ただし、総運転時間が長くなると圧縮機やファンモーターなどの部品の劣化が早まることはあります。引用:ダイキン
エアコンのつけっぱなしでの故障について見つけた口コミ情報
口コミ1
以前私の勤め先で、ある設備(すごく発熱する)を冷却する為に家庭用のエアコン(4.0kw)を三畳程度の設備室に設置して17℃設定、強風で24時間365日稼働させていました。工場の取り壊しまでの三年半故障はしませんでしたね。
口コミ2
我が家の実例でも、2009年に買い替えて以降、冷房運転期間は
ほぼ24時間連続で使用していますよ。まあ、温度設定が28~29度なので、時折送風のみの運転になる訳ですが。説明書にも、「連続何時間以上の運転はお避け下さい。」との記載は有りません。
気にしなくていいと思います。
引用:Yahoo知恵袋
エアコンのつけっぱなしで火事はおきないのか?
エアコンからの火災・・とても怖いですよね。エアコンから火が出るなんて私もほとんど想像出来ません。
それはさておき、エアコンのつけっぱなしで火事はおきるのか?の答えです。
エアコンのつけっぱなしが原因で火事は起きないといいたいのですが!実際は起きないとはいえないのが事実です。
*購入1~2年目などのエアコンはよっぽどメーカー設計上のミスなどが無い限りは火災などは無いのではないかとは思ってはおります。
では、その理由について見ていきましょう。
まず確認してもらいたいことはエアコンから火災が発生する原因です。
エアコンから火災が発生する可能性のある原因は
- エアコン専用回路を使わずに複数のコンセントに枝分かれした回路にエアコンをつなげ電気容量オーバーを繰り返した場合
- 電源コードを延長したり改造することにより接続部がショートし発熱発火した場合
- エアコンクリーニングなどで洗浄液がエアコンのモーター内部や基板などに浸入しトラッキング現状が発生したため発煙や発火が生じた場合
- エアコンの内部にネズミなどの小動物がはいり基板でショートし異常発熱した場合
- 標準の使用期間を超えその後長期にわたり使用したために経年劣化により発火
以上の5つです。
原因を見ているとエアコンをつけっぱなしにする事による火災というよりは、エアコン専用回路を引いていなかったり電源コードの延長や改造をしていた場合に熱を持ち火災に発展するということが多いような気がします。
実際エアコン設置するにあたり必ず専用回路を作って下さいと量販店やでんきやさんもおすすめしているくらいです。
専用回路を引いてエアコンをつかいっぱなしにするのであれば火災の心配は激減するのではないかと思います。
あと気になるのは、経年劣化による火災ですかね!
エアコン室内機から出火した事例 – 消防防災博物館 という事例が載っているサイトもありますので、参考にしてみてください。
ネズミなどが基板に入りショートした場合ですが、最近の家の漏電ブレーカーは結構優秀です。
すぐにブレーカーが落ちて火災などが発生しないようにしてくれますので小動物がらみの火災は余り無いのかなと思っております。
以上を踏まえて私は、原因の1・2さえクリアーできれば、エアコンをつけっぱなしで使ったとしても問題ないのではないかと思っております。
あくまでも私の意見ですのでどうしてもエアコンをつけっぱなしで使うのは火災になりそうで怖いという方は、
以下のような異常に注意してもらうと気が休まると思いますよ。
- 電源コードやプラグが熱くなっていないか
- ブレーカーが頻繁に落ちたりしていないか
- エアコンから異音がしていないか
- エアコン室内機・室外機から焦げ臭いにおいがしていないか
- エアコン室内機から水漏などしていないか
以上の5点に注意してエアコンを使って見て下さい。
そこまで神経質にならずに良いとおもいますよ。
エアコンをつけっぱなしすることのデメリット
最大のデメリットは、自動おそうじ機能や内部クリーンが使えなくなる場合があること。この機能は基本的にエアコン本体の運転がオフになってから作動するものなので、四六時中つけっぱなしでは行われません。
引用:パナソニック
エアコンをつけっぱなしにするとカビが生えやすい?
エアコンをつけっぱなしにするとカビが生えやすいのだろうかと言う問いに答えます。
まずは結論からお答えしますと、エアコンを付けっぱなしにするとカビは生えやすくなります。
ただし「冷房運転・除湿運転のみ」です。
暖房運転は、乾燥しますのでカビは生えません。
注意:エアコンの下に加湿器を置いて暖房運転した場合は除きます。
では、なぜ冷房運転時にエアコンを付けっぱなしにするとカビが生えてくるのでしょうか?
エアコンの内部にカビが発生する3つの原因は
- 冷房や除湿運転時に室内機のドレンパンなどに溜まる水滴
- 冷房や除湿運転時にアルミフィンについた水滴
- 冷房運転時のルーバーへの結露水
以上の3つです。
エアコンをつけっぱなしにすると1.2.3の原因をすべて満たしてしまいます。
と言うことは、エアコンをつけっぱなしで使うとカビが生えやすくなると言うことになります。
注意:除湿運転に限ってですが、3は当てはまら無いこともあります。
理由は、今各メーカーが競って除湿の性能を向上させています。
各メーカーの上位機種は寒くならない除湿機能を搭載している場合がありますので、その場合はルーバーが結露しにくいと思います。
エアコンの除湿機能について詳しく説明している記事もあります。
関連記事:エアコンの除湿機能って効果あるの?プロが最適な使い方をご紹介 気になる方はご覧下さい。
この詳細に関して知りたい方は
という記事でまとめていますのでご覧下さい。
エアコンをつけっぱなしで使いたい!
エアコンをつけっぱなしで使いたいけどカビが生えるのも嫌だ!
そんなわがままな(ーー*あなたに!
エアコン内部のカビの防止策についてご紹介していきます。
エアコンにカビが生える原因は湿気ですので、内部を乾燥させれば問題解決です!

それが意外に難しいんですけどね
エアコンをつけっぱなした場合に電気代はいくらだろう?
エアコンを付けたり消したりすると電気代がかかると言われています。
では、エアコンを夜寝るときにつけっぱなしにした場合の電気代はどうなるのでしょうか?
この項目では、エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代を紹介していきたいと思います。
エアコンを寝るときにつけたままにした場合の電気代は?
真夏の暑い夜にエアコンをつけっぱなしで寝ると電気代が高くなるのじゃないかと心配になったことありませんか?そんな悩みを解決いたします。
結論から言います。
蒸し暑い夜に、エアコンを数時間入れ、タイマーをかけては切るを繰り返すよりも朝起きるまでエアコンをつけっぱなしにしておく方が電気代は安くなると思います。
では、なぜでしょうか?
下記の項目で詳しく説明しています
- エアコンの部品で一番電気を消費する部品
- エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代は?
- エアコンを頻繁に入り切りした場合の電気代は?
エアコンの部品で一番電気を消費する部品は?
まずは、エアコンの部品で一番電気を消費する物を紹介します。
エアコンについている部品で一番電気を消費するものは外の室外機についているコンプレッサーと言われる部品になります。
この部品の使用頻度が電気代の安い高いに関わってくるんです。
エアコンは設定した温度になるまで、コンプレッサーという車で言うエンジン見たいな部品が圧縮動作を起こし、冷たいガス・暖かいガスを作ります。
その冷えたり暖まったガスが銅管を使って室内機に送り込まれます。
そのガスの熱を利用して送風機を使い冷たい風、暖かい風として送り出しています。
エアコンをつけっぱなしにした場合の電気代はどうなる?
前の項目でコンプレッサーという部品の使用頻度が電気代の安い高いに関わってくると伝えました。
では、エアコンをつけっぱなしにした場合のコンプレッサーの使用頻度はどうなるのでしょうか?
コンプレッサーは、リモコンで設定した温度に部屋がなるまで運転を続けます。
という事は、一度部屋が設定温度になってしまえば、車で言うアイドリングストップが発動した状態になり、コンプレッサーは動作を止めて電気を使うのをやめます。
エアコンをつけっぱなしにしておくと設定温度をうまくキープしてくれますので、コンプレッサーの使用頻度は少なくなります。
使用頻度が少ないと言うことは電気代もそんなにかからないと言うことなんです。
つけっぱなしって省エネですね!!
しかし、あくまでもケースバイ、ケースです。
では、次の項目を見てみましょう。
エアコンを頻繁に入り切りした場合の電気代はどうなる?
エアコンの入り切りを頻繁にした場合、エアコンはいつもフル稼働しなければ行けなくなります。
設定温度になっても、タイマー又は自分で入り切りを繰り返した場合、アイドリングの効果をえられません。
入り切りする度に部屋を設定温度にするためにコンプレッサーは常に動いています。
という事は、エアコンを入れっぱなしにするよりも頻繁に入り切りするほうが電気代がかかると思います。
買物に出かけたり、長時間部屋に戻らないのであれば、エアコンの切り入りはした方が電気代がやすくなると思いますが、睡眠時の切り入りについては意外に電気代がかかってくると思いますし寝苦しかったりします。
あくまでケースバイケースで考えて頂ければと思います。
エアコンをつけっぱなしで使っている時に起こるトラブル
エアコンを付けっぱなしにすると言うことは、エアコンを使う時間が長くなります。
エアコンのトラブルは、どうしても使用時間に比例して多くなります。
この項目では、エアコンをつけっぱなしでいるとおこりやすいトラブルを紹介していきます。
起こりやすいエアコンのトラブルは
- エアコンからの水漏れ
- エアコンの風が強くなったり弱くなったりと風量が不安定になる
- エアコンから変な音が聞こえてくる
上記の3点です。
すべてを書いてしまうと長い記事になってしまいますので、それぞれ別記事でご紹介していきますので、気になる項目をご覧下さいね。
別記事 | |
エアコンからの水漏れに関して | 【エアコンから水漏れする原因とメーカー修理代の目安】 |
エアコンの風量が不安定になる | 【エアコンの風が強くなったり弱くなったりと風量が不安定になる時の原因と解決方法】 |
では、最後までご覧いただきましてありがとうございました。
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まとめ
今回はエアコンをつけっぱなしにした場合と頻繁に入り切りした場合の電気代について書いていきました。
電気代は実際目に見えない物なので分かりにくいです。
しかし、節電にまつわる知識を入れつつ実践していくと確実に電気代は減っていきます。
他にもいろいろな節電方法がありますので時間を見つけてこのサイトでお伝えして行ければと思っております。
最後まで見て頂きましてありがとうございました。
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